BLOG【 ご冥福をお祈りいたします 】

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先日ご紹介したばかりの新しいコーヒー、Puente Tarrazu Micromill San Martinの農園主、ロドリフォ・リベラ・ロドリゲス氏が病により、永眠につかれていたということを知りました。

以前、Instagramでそのような投稿を目にしていたのですが、確認が取れておらず、昨日Exclusive Coffees @exclusivecoffees_cr のフランシスコ・メナ氏に確認が取れました。

僕がスペシャルティコーヒーと関わり、その素晴らしさを感じていく中で一つの大きな分岐点ともなったと感じているのが、ロドリフォが農園主を務め、作り上げるEl Sur Bourbon Naturalでした。
当時の僕はナチュラルプロセスのコーヒーにまだまだ否定的でした。
というのもナチュラルプロセス(非水洗式)ならではの芳醇なフレーバーよりもウォッシュドプロセス(水洗式)のコーヒから生まれるとても綺麗な液質のコーヒー(クリーンカップ)の重要性を強く感じていたから。

そんな中出会ったのが彼が作り上げたBourbon Naturalのコーヒーでした。
それはとてもとても綺麗で雑味が無く。それでいてナチュラルプロセスならではの桃のような芳醇な香りと瑞々しさを備えていました。

とても感動したのを今でも覚えています。
それから毎年のように彼のコーヒーは仕入れ販売しており、独立した後も彼のLa Pena Bourbon NaturalをHumming Coffeeにご来店いただくたくさんのお客様に楽しんでいただきました。

そして現在はSan Martinを取り扱い中。

San Martinのゲイシャ種は昨年2023年のコスタリカCOEにて4位を受賞するなど、その生産能力の高さ、クオリティーの高さは健在でした。
ただ、昨年のCOE受賞時も癌で療養中であったとのこと。

僕がコーヒーの業界に足を踏み入れてからもうすぐ15年くらいが経過します。

長く同じ仕事に就けばこのようなことが起こること想像はしていましたが、やはり寂しさがあります。

それだけ彼の作るコーヒーに魅了されていたということですね。
僕のコーヒー人生にとっても大きなターニングポイントを与えてくれたコスタリカという国、そしてロドリフォ・リベラ、彼のコーヒーを日本に届けてくれるExclusive Coffees。

敬意を表して。
愛を込めて。

ロドリフォ・リベラさん
安らかに。
コスタリカにまた行くことがあればお墓参りしたいな。

現在Puente Tararazu Micromillはロドリフォから代表をマイノール・リベラ氏に代わり、元気に稼働中との報告もいただきました。
今年もまたPuente Tarrazuからのコーヒーを入荷する予定にしています。

お楽しみに!

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